エアーカーテン装置概要
 
  防臭用エアーカーテン装置
 
近年の急速な衛生思想の普及や、環境浄化に対する住民の要望の顕在化、郊外の住宅地拡大等に伴い、ごみ・し尿処理場、各種清掃工場や、生産上臭いを伴う工場において、臭気対策が重要視されてきています。

従来より、工場出入口部ではいろいろな対策が講じられておりますが、弊社では効果的な対策として出入口部にエアーカーテン装置を設置し、空気で臭気を遮断することを提案させて頂いております。

エアーカーテン装置といえば、商業ビルにおける、空調保護用、工場における、防虫・防塵、冷蔵庫、クリーンルーム用が想像されますが、防臭用エアーカーテン装置については、それらと全く異なった性質があるため、エアーカーテン自体の方式や気流構成などが変わってきます。

これは、ビルや工場のエアーカーテンが殆ど、内部の環境条件を保護することを目的としているのに対し、防臭用エアーカーテンは内部の空気の流出を防いで外部の環境を守ることを目的としているからです。
  エアーカーテンが必要な理由
 

エアーカーテン装置の選定に先立ち、臭気の流出原因が何であるかを把握する必要があります。

臭気の流出原因

各種清掃工場では、図1のように内部空気を燃焼用空気として焼却設備あるいは、脱臭装置で処理し、排気していますので、内部は常に負圧となっています。

流出原因図1

従って、完全に無風状態であれば、出入口などから外気(Qa/2 +Qa/2)が入り込み臭気が外へ洩れることはありません。
しかしながら、無風状態の日は年間で僅かしかなく、殆どが外気風の影響を受けることになります。
排気風量が一定とすると、図2のように片方の入口から排気風量(Qa)以上の外気風(Qb)が侵入することにより、内部の臭気が反対側の開口部より(Qb −Qa)分流出してしまいます。

 

流出原因図1

また、各種清掃工場では、トラック出入用の開口寸法が大きい為外気風の侵入量は、膨大な量となります。

(例)出入口の開口寸法が、4mW×4mHで、1m/secの風速で外気風が侵入した場合の風量は、4 ×4 ×1 ×60 =960CMM となります。

以上、述べたように臭気の流出原因は、外気風の侵入によるものと判断する事ができます。この外気風を遮断するためのエアーカーテン装置が必要となります。

機種選定

別表にエアーカーテンの種類をまとめてみましたが、今回の目的である臭気の流出防止(外気風の遮断)という点を考慮した場合、まず第1 に遮断効果がどうであるか、第2 に巻込風量がどうであるかが選定に際して重要と思われます。
よって、横流対向多層式が最も適しているといえます。

御参考:別表 エアーカーテンの種類 pdf ファイル

設置方法

前項で、臭気の流出原因が、外気風の侵入ということでありますので、これを遮断する設置方法を取る必要があります。
エアーカーテン装置を設置する場合、エアーカーテン風量が大風量となるため、内部設置にすれば、工場内の空気を激しく攪拌し、臭気の拡散ならび作業性等からも好ましくありません。
従って、エアーカーテン装置は外部設置することが原則となります。

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